院長ブログ
「人工関節にするしかない」と言われたら?手術を回避する最新の選択肢
「もう骨が壊死しているから、人工関節にするしかありません」
「変形が進んでいるので、手術以外に痛みを治す方法はありません」
人工関節の手術は、痛みを改善する優れた方法の一つです。しかし、「自分の関節を削りたくない」「入院で仕事を休みたくない」「将来の再手術(入れ替え)が不安」と、躊躇ってしまうのは当然のことです。
実は今、医療の進歩により、人工関節を回避し、「自分自身の骨を再生させる」という第三の選択肢が現実のものとなっています。
1. なぜ「手術しかない」と言われるのか?
これまでの標準治療では、一度壊死した骨や、すり減った軟骨は「二度と再生しない」と考えられてきました。そのため、痛みの原因である関節そのものを金属やポリエチレンに置き換える「人工関節置換術」が最終手段とされてきたのです。
しかし、近年注目されている「再生医療」は、人間が本来持っている「治る力」を最大限に引き出し、傷んだ組織を修復することを目指します。
2. リジョイントクリニックが提案する「次世代の温存治療」
当院では、単に細胞を注射するだけの再生医療ではありません。より確実に骨や軟骨を再生させるため、以下の2つの最新技術を組み合わせています。
① 再生医療の3要素を結集
再生医療の分野で大事なのは①細胞、②液性因子、③足場材料の3つです。
- ① 細胞系として幹細胞に加え、今、最も注目されているのが「エクソソーム」です。 特にiPS細胞から抽出されたエクソソームには、細胞の老化を防ぎ、組織の修復を劇的に促す「メッセージ(シグナル)」が凝縮されています。これを患部に届けることで、眠っていた再生力を目覚めさせます。
- ② 液性因子として成長因子があります。骨を再生させることが実証されているFGF-2(線維芽細胞増殖因子)を用いて、骨の再生を強力に促します。
- ③ 足場材料として、顆粒状の人工骨を用いて、細胞や成長因子の作用が局所に定着する手助けを行います。
※ これら理想的な組み合わせは残念ながら保険診療では不可能で、保険外診療でこそ可能な治療です。
② 独自開発の「Rejoint Surgery(リジョイントサージャリー)」
「注射だけでは届かない、骨の深部」へアプローチするのが、当院独自の低侵襲手術です。
- • 1cmの小さな傷: 体への負担を最小限に抑えます。出血や感染のリスクが非常に少ないです。
- • この治療のために開発された手術器械(特許出願中):専用の手術器械を用いており、手術時間の短縮や小さい傷、正確なピンポイント投与を可能にしています。
- • 日帰り手術: 入院の必要がなく、その日のうちに歩いて帰宅可能です。
- • 骨を直接修復: 壊死した部分や傷んだ病変に対し、成長因子、iPSエクソソームと人工骨などを直接注入し、骨の再生を強力にバックアップします。
3. 再生医療を選ぶメリット・デメリット
メリット
- • 自分の関節を温存できる: 関節を削らないため、将来的な動きの制限や脱臼のリスク、人工関節の破損による入替え手術の必要がありません。
- • 何度でも治療可能: 人工関節と異なり「寿命」がないため、必要に応じて再度治療を行うことができます。
- • 副作用のリスクが低い: 出血や感染などのリスクは極めて小さく、これまで輸血や感染による再手術症例はありません。また拒絶反応が極めて少ないのが特徴です。
注意点
- • 保険外診療である: 健康保険が適用されないため、初期費用は高額になります。
- • 適応の判断: 症状があまりにも進行しすぎている場合、人工関節の方が適しているケースもあります。まずは正確な診断が不可欠です。
4.「一生、自分の足で歩く」を諦めないために
「手術しかない」という言葉は、あくまでこれまでの治療の延長線上での話です。再生医療という新しい窓を開けば、そこには違う景色が広がっています。
当院では、MRIやレントゲン画像を元にした 無料の個別相談を行っています。「自分の今の状態で再生医療が受けられるのか?」「どれくらいの改善が見込めるのか?」一人で悩まず、まずは専門医にご相談ください。
【無料】LINEで画像診断・相談はこちら遠方の方でも、MRI画像をLINEで送っていただくことで、当院の医師が適応の有無を診断いたします。