院長ブログ



変形性膝関節症の末期でも諦めない。再生医療で「自分の足」を守る方法

「膝の軟骨が完全になくなっている」 「骨と骨が直接ぶつかっているから、手術(人工関節)しかない」


整形外科でレントゲンを見ながらそう告げられた方は少なくありません。いわゆる「変形性膝関節症の末期(グレード4)」の状態です。


しかし、技術の進歩により、「末期=人工関節」という常識は変わりつつあります。 今回は、末期の膝でも自分の足を残せる可能性がある「次世代の再生医療」について詳しく解説します。


1.  なぜ「末期」になると人工関節を勧められるのか?

一般的な病院で人工関節置換術が推奨される理由は、主に3つあります。

1. 軟骨の消失: クッションとなる軟骨が完全にすり減り、炎症が止まらなくなっている。

2. 骨の変形と骨髄の痛み: 荷重がかかる部分の骨(骨髄)に直接負担がかかり、骨そのものが悲鳴を上げている。

3. 医師・病院側の都合: 手術を望んでいない患者さんの要望に応えるだけの時間や手間がかけられない。(手術ありきの診療体制)


これまでの保険診療(ヒアルロン酸注射や痛み止め)では、これらの構造的な問題を根本から解決することが難しいため、関節を丸ごと置き換える手術が「最終手段」とされてきました。

2.  【セルフチェック】あなたの膝は「末期」のサインを出していませんか?

痛みの感じ方は人それぞれですが、以下の項目に当てはまる数が多いほど、組織の損傷が進んでいる可能性があります。

  • じっとしていても膝がうずく、または夜間に痛みで目が覚める
  • 膝が完全に伸びきらない、または深く曲げられない(正座ができない)
  • 歩き出しの一歩目が激しく痛み、数分歩くと少し楽になるが、また痛くなる
  • 膝に水が溜まりやすく、何度も抜いている
  • 見た目にもはっきりと「O脚」が進んできたと感じる
  • 階段の昇り降りが、手すりなしでは不可能である
  • 1つでもチェックがついた方へ:これらは深刻なサインではありますが、決して「手遅れ」ではありません。関節軟骨や土台となる「骨」に直接アプローチすることで、痛みを劇的に改善できる可能性があります。

    3.  再生医療が「末期の膝」にアプローチできる理由

    リジョイントクリニックでは、単に細胞を注射するだけの治療ではなく、末期症状に特化した独自のアプローチを行っています。

    ■ 炎症を関節内から抑える「PRP」、「iPS細胞由来エクソソーム」、「TOPs幹細胞」

    末期の激しい痛みは、関節内の深刻な慢性炎症が原因です。「PRP」や「iPS細胞由来エクソソーム」は、非常に高い炎症抑制効果と組織修復のシグナルを持っており、腫れや痛みの負のスパイラルを断ち切る強力な助けとなります。「PRP」は自分の血液の採取と抽出が必要ですが、iPS細胞由来エクソソームは直ぐに治療が可能です。TOPs幹細胞はご自身の脂肪から採取した幹細胞の中でも、特に増殖能力や組織への変化能力(分化能)が高い細胞を厳選したものです。

    ■ 骨の痛みに直接届く 「Rejoint Surgery」

    末期の患者様の多くは、軟骨だけでなく「骨の内部(骨髄浮腫など)」が痛んでいます。当院独自の「Rejoint Surgery」は、膝の横からわずか数ミリの穴を開け、傷んだ骨の内部へ直接再生因子(成長因子など)を届けます。 これにより、「金属で支える」のではなく「自分の骨を強くして支える」ことが可能になります。

    4.  人工関節を選ばないことの「価値」

    人工関節は優れた技術ですが、以下の点に不安を感じる方もいらっしゃいます。

    • 脱臼や感染症のリスク: 金属という異物を入れることによる合併症の懸念。

    •「寿命」による再手術: 15〜20年後に再び大きな入れ替え手術が必要になる不安。

    • 違和感: 「自分の膝ではない」という感覚が残り、以前のようなスポーツができないケース。


    再生医療による温存治療は、「自分の細胞で、自分の膝を治す」ため、日常生活においてより自然な感覚を保つことができます。

    5.  諦める前に、まずは「適応」の確認を

    「末期だから無理だ」と自分自身で決めてしまう必要はありません。 当院には、他院で手術を勧められた多くの方が来院され、再びゴルフや旅行、お孫さんとの散歩を楽しめるようになっています。

    最新の再生医療と最小限の手術を組み合わせることで、「自分の足で歩き続ける未来」を引き寄せられるかもしれません。

    ※ 症状によっては人工関節をおすすめする場合もございます。患者さんご本人にとって、最適な治療方針を正直にご提案します。

    「私の膝も、まだ間に合いますか?」

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