Doctor
院長紹介

院長 黒田 隆(Yutaka Kuroda)

学位・学歴・役職

● 医学博士(京都大学)経済学士(慶応義塾大)
● 慶應義塾大学経済学部 卒業(1994年)
● 聖マリアンナ医科大学医学部 卒業(1999年)
● 京都大学大学院医学研究科 外科系専攻整形外科学分野 修了(2009年)
● 京都大学整形外科講師(~2025年3月末)
● 整形外科学会専門医・難病指定医
● 身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
● 日本整形外科学会評議員
● 日本股関節学会評議員
● 厚生労働省 特発性大腿骨頭壊死症研究班ガイドライン策定委員
● セルファクター株式会社取締役 CTO

リサーチマップ:黒田隆の研究者データ
https://researchmap.jp/Yutaka_Kuroda

受賞歴
● 2009年2月、米国整形外科学会, AAOS New Investigator Recognition Award finalist
● 2014年7月、第35回日本炎症・再生医学会総会優秀演題賞
● 2016年6月、第37回日本炎症・再生医学会総会優秀演題賞

所属学会
日本整形外科学会、日本股関節学会、日本再生医療学会、日本炎症再生医学会
日本人工関節学会、中部整形外科災害外科学会

研究・臨床・学術活動

院長は国の指定難病である大腿骨頭壊死症の研究と関節外科の治療に特に尽力してきました。

• 難治性疾患の研究

大学院時代から大腿骨頭壊死症の動物モデル(家兎)を用いた研究を行い、その成果は国内外の学会で発表されてきました。

• 画期的な治験の主導

骨形成作用のある成長因子(rhFGF-2)を含むゼラチンゲルを用いた再生医療について、自らが主導した2つの治験で良好な結果を得ました。特に、特発性大腿骨頭壊死症に対するrhFGF-2含有ゼラチンゲルを用いた再生医療Phase III医師主導多施設治験を開始し、その結果について国内外の学会や論文で積極的に発表しています。

• 医療政策への参画

厚生労働省の班会議メンバーとして、大腿骨頭壊死症の診療ガイドライン策定に貢献。

• 豊富な臨床経験と教育

大学病院時代には1,500件を越える手術に携わり、豊富な臨床実績を蓄積。その経験を活かし、カダバートレーニングや手術手技の指導を通じて若手医師の育成に尽力しました。

• 主要な役職

日本整形外科学会評議員、日本股関節学会評議員という主要な学術団体の要職を務めています。

• メディア出演

新聞報道ほか、NHKの番組「再生医療最前線 (2) たんぱく質で治す」(2016年3月18日放送)に出演し、最先端の医療技術を発信してきました。

再生医療の社会実装に向けた挑戦

「優れた再生医療を広く社会に届ける」という信念のもと、2020年にはベンチャー起業支援を目的とした京都大学インキュベーションプログラムに研究代表者として採択されました。
そして2022年2月、京都大学発スタートアップ「セルファクター株式会社」を創業し、京都大学整形外科講師と取締役CTOを兼任。大腿骨頭壊死症の疾患啓発や、専用手術機器の考案(特許申請済)に加え、iPS由来MSCエクソソーム、M2マクロファージ、microRNAを用いた新たな幹細胞再生医療の研究開発(特許申請済)など、未来の治療法確立に取り組んでいます。

Rejoint Clinic Dr.K の開院へ

2025年11月、これまでの豊富な臨床・研究・起業の経験を結実させ、エビデンスに基づいた安全、安心な再生医療の社会実装を目指して、「Rejoint Clinic Dr.K」を東京都港区新橋に開院しました。当クリニックでは、 再生医療の臨床応用に向けて、 大学・研究機関との共同研究を継続的に行っています。幹細胞の分化誘導、外泌体の作用機序、バイオマテリアルとの融合など、 基礎研究と臨床知見を統合し、治療効果の最大化を目指しています。
痛みの原因を十分に分析し、患者さまに最適な治療をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

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